中国といえば頭に浮かぶ風景は、道路を埋め尽くす銀輪部隊(自転車)。 2007年9月、数年ぶりで天安門広場に立って何かがヘンだ、何だろう そうか自転車が走っていないからだ。時折見かける自転車は肩身が狭そう。 天安門から自転車が消えた。これだけ見ても北京オリンピックを控えこの街がピリピリしているのが感じ取れる。 天安門の写真をとカメラを向けた途端、警官が張り付いて尋問を受けた。 北京の目抜き通り、東西を貫く長安街の真ん中に天安門があるがここは日曜祭日には100万人にもなる観光客が押し寄せる中国最大の観光地。 人並みにもまれながら紫禁城(現在は故宮博物館)へ向かった。 中国全土から天安門詣での観光客でごった返す風景は、10年前と変わらない。 変わったのは足元、ゴミひとつ落ちていないのだ。 あんなにタバコが好きな中国人が、歩きタバコを止めた。 ペットボトルはキッチリ分別されリサイクル業者に渡される。 かつて風が吹くとゴミが足にまとわり付いた中国の姿はない。 映画ラストエンペラーの名場面、皇帝溥儀が紫禁城のトビラを潜り市民に下る。 アカデミー賞を総なめにし、坂本龍一の才能を世界に知らしめた紫禁城が眼前にそびえる。 チリひとつ落ちていない清潔な広場に立って思いをめぐらせた。 私たちの地球を守るのは、市民ひとりひとりの環境保全を大切にする意識なのだと。 NSP環境探検隊は、環境保全の最前線をレポートしてまいります。