事業内容・実績

北京からパリへユーラシア大陸を横断するにあたり、
秘かにpHメーター(HORIBA製TwinpH)をポケットに忍ばせた。
この測定器でユーラシア大陸を流れる地球の静脈、黄河、ヴォルガ、ライン、
そしてセーヌ河のペーハーを測ってみようと考えたからだ。

そもそもペーハー(pH)とは。ラテン語でpounds Hydogenii
つまり水や物質中に含まれる水素指数を意味する略号である。
pHの値には7を中性として0〜14までの目盛りが設定され、
7より上まわるとアルカリ性が強く、反対に少ないと酸性が強くなる。
水道水は5,8〜8,6と幅広く、その枠内には牛乳6,4〜7,2、
母乳6,8〜7,4、唾液、血液の7,4から海水まで含まれている。
コーラなどの炭酸水は4,6、この数値より下回ると酸性雨と呼ばれる。
数値を見ていて面白いことに気づいた。尿の数値が4,6〜7,4と中性に近い、
砂漠で遭難してオシッコを飲んで生き延びたと聞くが、
ビールが4,0〜4,5とあるから、気の抜けたビールと思えば尿も飲めないことは無いと思った。

にわか仕込みのpH学を頭に詰め込んで北京から700km南に流れる黄河を目指した。
ところが高速道路で黄河を跨いでしまう、やむなく一般道路に下りた。
これが迷走の始まりで中国の農村部は道が複雑で標識が曖昧、農民に聞いてもダメ。
予定時間を3時間もオーバーすっかり暗くなった午後8時少し前、黄河にたどり着いた。

酸性雨や黄砂など地球環境に微妙な影響を与える黄河、果たしてどんな数値を示すのか、
茶褐色に淀む流れにpHメーターを浸した。
驚くことに8,3と水道水並みの数値だ、手に救って飲んでみると冷たくサラッとした水だった。
中国大陸を西から東へ5464km世界で5番目に長い黄河の流れは、人間が排出する汚染物質を浄化していた。
人間のカラダも酸性、アルカリ性両方の食品を摂取しても、
体内で常にpH7,35〜7,45と中性を保つようになっている。

漆黒の闇の中をとうとうと流れる黄河を目前にして、
大自然の恵みに感動するとともに、地球環境保護の大切さを思い知った。

文:横田紀一郎
自動車環境評論家

プリウスは高速で10分もパトカーに追尾された。 黄河にペーハーメーターを浸すNSP環境探検隊。
韓国製サンタフェ(4WD)の高速パトカー。 酒気帯び運転は免許取り消しだ。
スピード違反は減点6点(免許停止)罰金2万7千円。 パーキングエリアのレストランは700円で食べ放題。
柴油はディーゼルのこと、気油がガソリン1リットル80円。


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